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インド人の賃貸借事情 

インド人にとってキッチンはとても重要な場所

最近の外国人学生になにか変化があるのか、久しぶりに代々木にある日本語学校を訪ねてみた。いつものように学校は、アジア、欧米といろいろな国の生徒で賑わっていた。気のせいだろうか以前と比べパキスタン、バングラディシュなどからの生徒が増えたように思えた。校長に尋ねてみると、以前はアジアといえば中国や韓国そして台湾からがほとんどであったが、いまはいろいろな国からいろいろな目的で来るという。今までほとんどいなかったフィリピン人も去年から増えた。理由は看護学校に入る準備のための日本語勉強だ。インド人も日本語スキルを上げるため入学してきているという。景気が回復してきたため企業は人材確保に余念が無く、特にIT分野においては技術者が不足している。そのターゲットがインド人なのである。

その数日後のこと、大柄なインド人男性が大きなボストンバックを重そうに両手にぶら下げながら事務に入ってきた。この男性はIT技術者として日本企業と雇用契約をし、会社で用意したアパートの鍵を受け取る為に当社を訪れたのだ。重そうなカバンの中身が気なり尋ねると、なんと中身は両バックとも米であった。

インド米(インディカ米)が日本では手に入らない、もしくはインド料理店が日本にはないとでも思ったのか、彼がわざわざインドから米を日本に持ってきた理由はなんなのだろう。実は、このインド人はベジタリアンで、日本にはベジタリアン向けの店が少なく、しかも料金が高いと友達から聞き、自炊用に当座の米を持ってきたのだ。

ところで、インド人にとって台所の広さや設備の良し悪しは部屋を決める上で重要なポイントになる。国ではメイドに食事を用意させている者も、日本では自ら台所に立ち、主食のカレー料理を作る。問題は、日本のカレーと違い多くのスパイスを混ぜて作るインドカレーは、匂いが強烈で台所の換気が悪いと匂いが部屋中に充満し染み付いてしまう。掃除はメイドがやるもと決め、自分で掃除をした事のない人の台所は悲惨だ。シンクの中は汚れた皿の山、それが無くなるのは次に料理をするときだ。
さて、インド人IT技術者が多く住むアメリカ・シリコンバレーのインド人台所事情はどうだろう。日本とは少し事情が違うかもしれない。なぜか・・・。台所にはディスポーザル、皿洗い機が間違いなく付いているからだ。

これも一つの異文化共生方法かもしれない。